緊急事態宣言のもとに学校や保育所が各地で臨時休校・休業となりました。
子供の保護者が複数いれば、なんとか対応できる可能性もありますが、ひとり親でしかも離れて暮らす祖父母を頼れない人はそうもいきません。
今後も子供の預け先に困り収入が減少すれば日常生活に大きな支障をきたすことが考えられます。
このように、ひとり親家庭の父母等が、就労や児童の就学などで資金が必要なときに受けられる制度として、母子父子寡婦福祉資金貸付があります。
これは、ひとり親が一定期間、生活を安定させる目的で作られた制度です。
ひとり親になって間もない期間や、失業期間中の生活に必要なお金などを借りることができます。
この制度で留意したいのは、保証人がいれば無利子ですが、いない場合は年率1%の金利がかかる資金がある点です。
ひとり親になって間もない際の貸付
- 貸付上限:月10.5万円
- 償還期限:8年以内
- 貸付利子:保証人あり…無利子・保証人なし…年1%
失業期間(離職後1年以内)の貸付
- 貸付上限:月10.5万円
- 償還期限:5年以内
- 貸付利子:保証人あり…無利子・保証人なし…年1%
このほか母子福祉資金・父子福祉資金には事業開始資金、事業継続資金、修学資金、技能習得資金、修業資金、就職支度資金、医療介護資金、住宅資金、転宅資金、就学支度資金、結婚資金があります。
詳細情報:ひとり親家庭への支援について